疾患から探す
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高血圧は、血圧が慢性的に高い状態が続く病気です。自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、「サイレントキラー」とも呼ばれています。放置すると血管に負担がかかり、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中、心不全、腎臓病などの重大な病気を引き起こす原因となります。治療では生活習慣の改善を基本とし、必要に応じて降圧薬を使用します。定期的な血圧測定と継続的な管理により、将来の重篤な病気を予防することが大切です。
脂質異常症は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が多い、またはHDLコレステロールが少ない状態を指します。自覚症状はほとんどありませんが、血管の内側にコレステロールが蓄積して動脈硬化を進行させるため、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの原因になります。健康診断で異常を指摘された場合は早めの受診が重要です。食事や運動など生活習慣の改善を基本に、必要に応じて薬物療法を行い、心血管疾患の予防につなげます。
狭心症は、心臓へ酸素や栄養を送る冠動脈が狭くなり、一時的に血流が不足することで胸の痛みや圧迫感が生じる病気です。階段を上る、重い荷物を持つなど身体を動かしたときに症状が現れ、安静にすると改善することが特徴です。進行すると心筋梗塞へ移行することもあるため注意が必要です。心電図や心エコー、必要に応じて冠動脈CTなどで診断し、生活習慣の改善や薬物療法、カテーテル治療など症状に応じた治療を行います。
心筋梗塞は、冠動脈が血栓などで突然詰まり、心臓の筋肉に血液が届かなくなることで心筋が壊死してしまう病気です。強い胸の痛みや圧迫感が長時間続き、冷や汗や吐き気、息苦しさを伴うことがあります。命に関わる緊急疾患であり、早期の治療が非常に重要です。発症後は再発予防のため、薬物療法や生活習慣の改善を継続し、血圧や脂質、糖尿病など危険因子の管理を行うことが将来の心臓病予防につながります。
心臓弁膜症は、心臓内の弁が硬く狭くなったり、十分に閉じなくなったりすることで血液の流れに異常が生じる病気です。初期には自覚症状が少ないものの、進行すると息切れや動悸、胸痛、疲れやすさ、足のむくみなどが現れます。加齢による変化のほか、先天性や感染症などが原因となることもあります。心エコー検査で詳しく評価し、病状に応じて経過観察や薬物療法、カテーテル治療、手術など適切な治療を選択します。
心不全とは、心臓の働きが低下し、全身へ十分な血液を送り出せなくなった状態です。病名ではなくさまざまな心臓病が進行した結果として起こります。息切れや疲れやすさ、足のむくみ、体重増加などが主な症状で、進行すると安静時にも息苦しさを感じるようになります。治療では原因となる病気の管理とともに、薬物療法や生活習慣の改善を行い、症状の悪化や再入院を防ぐことが大切です。
閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化によって足の血管が狭くなったり詰まったりする病気です。歩くとふくらはぎや太ももが痛くなり、休むと改善する「間欠性跛行」が代表的な症状です。進行すると安静時にも痛みが出たり、傷が治りにくくなることがあります。ABI検査や血管エコーなどで血流を評価し、生活習慣の改善や薬物療法、必要に応じてカテーテル治療や外科的治療を行い、重症化を防ぎます。
不整脈は、心臓の拍動が速すぎたり遅すぎたり、不規則になったりする状態の総称です。症状がない場合もありますが、動悸や息切れ、胸の違和感、めまい、失神などを伴うことがあります。治療が不要なものもあれば、脳梗塞や心不全、突然死につながる重い不整脈もあるため、正確な診断が重要です。心電図やホルター心電図などで原因を調べ、薬物療法やカテーテルアブレーションなど適切な治療を行います。
大動脈弁狭窄症は、心臓から全身へ血液を送り出す大動脈弁が硬く狭くなる病気です。加齢による変性が主な原因で、高齢者に多くみられます。初期は無症状ですが、進行すると息切れや胸痛、失神などが現れ、重症化すると生命に関わることもあります。心エコー検査で重症度を評価し、症状や進行度に応じて経過観察、外科手術やカテーテルによる大動脈弁置換術(TAVI)などを検討します。
肥大型心筋症は、心臓の筋肉が異常に厚くなることで心臓の働きに影響を及ぼす病気です。遺伝的な要因が関係することもあり、若年者から高齢者まで幅広い年代でみられます。症状は息切れや胸痛、動悸、失神などさまざまで、無症状のまま健康診断で発見されることもあります。心エコーや心電図などで診断し、薬物療法や不整脈予防を含めた継続的な管理を行い、重症化を防ぎます。
肺高血圧症は肺の血管の圧力が高くなる病気で、肺塞栓症は血栓が肺の血管を塞ぐ病気です。どちらも息切れや疲れやすさ、胸痛などを引き起こし、重症化すると心臓に大きな負担がかかります。肺塞栓症は突然発症することがあり、緊急治療が必要になる場合もあります。血液検査や心エコー、CTなどを組み合わせて診断し、原因や病状に応じて薬物療法を中心とした治療を行います。
大動脈解離は、大動脈の内側が裂けて血管の壁が二重になる非常に危険な病気です。突然、胸や背中に引き裂かれるような激しい痛みが現れることが特徴で、命に関わる緊急疾患です。高血圧が最大の危険因子とされており、早期診断と迅速な治療が不可欠です。CT検査などで診断を行い、病変の部位や重症度に応じて緊急手術や薬物による血圧管理などを実施します。
深部静脈血栓症は、足の深い静脈に血栓ができる病気です。長時間の座位や手術後、脱水などがきっかけとなることがあります。足の腫れや痛み、熱感が主な症状ですが、血栓が肺へ流れると肺塞栓症を引き起こし、命に関わる場合があります。下肢静脈エコーなどで診断し、抗凝固薬による治療や弾性ストッキングの着用などを行い、血栓の進行や再発を防ぎます。
下肢静脈瘤は、足の静脈の弁が正常に働かなくなり、血液が逆流して静脈がこぶ状に浮き出る病気です。立ち仕事の多い方や女性に多くみられ、足のだるさやむくみ、つりやすさ、皮膚の変色などを伴うことがあります。命に関わる病気ではありませんが、生活の質を低下させる原因になります。超音波検査で状態を確認し、圧迫療法や血管内治療など、症状に応じた治療を行います。
末梢動脈疾患は、足の動脈が動脈硬化によって狭くなり、血流が不足する病気です。歩行時の足の痛みや冷感、しびれなどがみられ、進行すると安静時にも痛みが生じたり、傷が治りにくくなることがあります。また、全身の動脈硬化が進んでいるサインでもあり、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。ABI検査や血管エコーを行い、薬物療法や血流改善治療を行います。
リンパ浮腫は、リンパ液の流れが滞ることで腕や足が慢性的に腫れる病気です。がんの手術や放射線治療後に発症することが多く、重だるさや皮膚の張り、感染を繰り返す原因にもなります。進行すると日常生活に支障をきたすため、早期からのケアが重要です。圧迫療法やリンパドレナージ、運動療法、スキンケアなどを組み合わせ、症状の改善と悪化予防を目指します。
心房細動は、不整脈の中でも頻度が高く、心房が細かく震えることで脈が不規則になる病気です。動悸や息切れを感じることもありますが、自覚症状がないまま健康診断で見つかることもあります。最も注意すべき合併症は脳梗塞であり、心房内にできた血栓が脳へ流れることで発症します。治療では脈拍のコントロールや抗凝固薬による血栓予防を行い、必要に応じてカテーテルアブレーションを検討します。
期外収縮は、本来の心拍より早いタイミングで心臓が拍動する不整脈です。「脈が飛ぶ」「ドキッとする」と感じることが多く、健康な方にもみられます。多くは心配のない不整脈ですが、頻繁に起こる場合や心臓病を伴う場合には詳しい検査が必要です。心電図やホルター心電図で原因を調べ、必要に応じて薬物療法を行います。症状が強い場合や回数が多い場合は、一度循環器内科で相談することをおすすめします。
発作性上室頻拍は、突然脈が速くなり、しばらく続いた後に急に正常へ戻る不整脈です。突然の動悸や胸の不快感、息切れ、めまいなどが現れますが、発作時以外は心電図が正常なことも少なくありません。ホルター心電図などで診断し、症状や頻度に応じて薬物療法やカテーテルアブレーションによる根治治療を検討します。適切な治療により、多くの方で症状の改善が期待できます。
心室頻拍・心室細動は、心臓の心室で異常な電気信号が発生する重篤な不整脈です。心室頻拍では脈が非常に速くなり、心室細動では心臓が正常に血液を送り出せなくなるため、突然の意識消失や心停止を引き起こすことがあります。心筋梗塞や心筋症などの心疾患に伴って発症することが多く、迅速な救命処置が必要です。原因に応じた薬物療法やカテーテルアブレーション、植込み型除細動器(ICD)などを組み合わせ、再発予防を図ります。
洞不全症候群は、心臓の拍動を開始する「洞結節」の働きが低下し、脈が極端に遅くなったり、一時的に止まったりする不整脈です。加齢に伴って起こることが多く、めまいやふらつき、疲れやすさ、息切れ、失神などの症状が現れることがあります。一方で、初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断で徐脈を指摘されて見つかる場合もあります。診断には心電図やホルター心電図を用いて脈の状態を詳しく調べます。症状が軽い場合は経過観察となることもありますが、日常生活に支障がある場合や失神を繰り返す場合には、ペースメーカー植込み術が有効な治療となります。早期に適切な診断と治療を受けることで、安全で快適な生活を維持することが期待できます。
房室ブロックは、心房から心室へ電気信号を伝える「房室結節」の伝導が遅れたり途絶えたりする不整脈です。程度によって軽症から重症までさまざまで、軽いものでは自覚症状がないこともありますが、進行すると脈が遅くなり、めまいや息切れ、疲れやすさ、失神などを引き起こすことがあります。原因には加齢による変化のほか、心筋梗塞や心筋炎、薬剤の影響などが挙げられます。診断には心電図やホルター心電図を行い、ブロックの種類や重症度を評価します。軽症では経過観察となることもありますが、高度房室ブロックでは突然意識を失う危険性があるため、ペースメーカー植込み術による治療が必要となる場合があります。早期の診断と適切な対応が重症化の予防につながります。
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